ピグマリオンは「良い学校に行くための早期教育」ではありません

ピグマリオンの教育について、先日もご紹介した伊藤恭先生の「本物の幼児教育とは」の中では、以下のような記述があります。

もし、入会が、2〜3才の時で、入会の時に、標準の発達をしているならば、その幼児が幼稚園児のうちに、80%以上の確率で、小4以上の能力(精神的・知的な能力)を持つ子どもに育てる自信があります。

「本物の幼児教育とは」(著:伊藤恭) p30

実際に、例えば江坂教室で伊藤先生が教えられている小学校2、3年生のクラスでは、灘中や開成中の問題をピグマリオンの幼児教育の延長上で解いてもらう授業をされていらっしゃいます。(これは、私自身もこの目で確認をしております)

年中で、10000までの加減計算ができているだけではなく、難しい漢字も使いこなして、さまざまな昔話(桃太郎やかぐや姫の続きのお話)の物語の続きを原稿用紙いっぱいに書いてくるようなお子さまもいらっしゃいます。(こちらのお子さまも、実際にお会いしました。)

そんな逸話を聞くと、題にあるように、「学校教育の先取りをする早期教育」だと勘違いされる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際はそうではありません。

あくまでも、「心と能力が同時に育つ」ことを目標にしています。

こういうような書き方をすると、たまに「スピリチュアル?」と勘違いする方もいらっしゃるかもしれませんが、全くそういうことではありません。

最近は「思考力」という言葉が、さまざまな教育の場面で使われるようになりましたが、思考力とは「自分で考え、自分で解決できる能力」とも言い換えられるかと思います。

「自分で解決する」ためには、広い視野と注意力が必要です。

それをピグマリオンでは、お子さまの発育発達に合うような形で カリキュラムとして組んでいるのです。

結論は、前回のブログに似ているかもしれませんが、

「結果的に、良い学校に行くようなお子さまが育つケースが多い」

なだけで、それを目的とした教室ではありません。

2才、3才のお子さまであれば、まずは「指先の自立」です。

指先が自立してから、目が育ち、そして比較ができるようになり、視野が広くなり、注意力が高まっていきます。

例えば、

「お受験のための巧緻性」

というような目先のことではなく、

「心や思考力を創り上げるための指先能力」

という思いで教室運営をさせていただきますし、そのような教育がもっと世に広まれば嬉しく思います。

ピグマリオン学院 麻布十番教室