幼児でも解ける中学入試(慶應中等部/灘)

ピグマリオン学院ではMグレード(年長相当)から取り組む魔法陣の問題。

例えば、2022年の慶應中等部でも魔方陣の問題が出題されていますが、こちらはピグマリオン学院の生徒さんであれば、年長または小学1年生レベルで楽々と解答できる問題です。

100〜1000までの足し算が出来ていれば問題なく対応できますし、暗算で処理ができるので、かなり早いスピードで解答できるお子さまがほとんどかと思います。

そして、九州一の進学校である、久留米附設中の魔方陣の問題。

こちらは、1問目では非常に基礎的な魔方陣の問題が出題されたあとに、

掛け算での魔方陣の問題が出てきますが、こちらも小学2年生くらいまでのピグマリオン学院のお子さまで即答できるレベルかと思います。

ここでお伝えしたいのは、非常にオーソドックスな和の魔方陣を1問目として出題し、その考え方を少しだけ応用すれば解ける積の魔方陣を2問目に出題しているということは、難関中の数学の先生は基本的には

「解法を丸暗記している生徒」

が欲しいのではなく、

「ヒントは頼りにしつつも、自分なりに解決方法を編み出せる生徒」

が欲しいことがわかります。

最後に灘中の2014年の過去問のご紹介です。

こちらは、魔方陣の応用型でもある魔六角陣が題材になっていますが、ピグマリオン学院のMグレード(年長相当)が終わっていれば、解けるお子さまもちらほら出てきて、小学2年生レベルであれば、解ける子もかなり出てくる問題です。

中学受験をご検討されている親御さまでも、「偏差値」ばかり見て挙句の果てに「先取りは良くない」と根拠がどこにあるのかわからない説を信じている方がいらっしゃいますが、その前に

「思考力が順調につけば、低学年でも灘中の算数の問題が解ける問題がある」

という事実を理解した上で、たまにはそういう問題に触れることで、子どもに、

「出来る!」

と思ってもらえる機会は作れるはずです。

「灘の算数は難しい」

という単細胞的な観点に陥るのではなく、ピグマリオンのカリキュラムを通じて思考力を養えば、とてもとても強い下地ができるということを理解していただければ嬉しく思います。

ピグマリオン学院 麻布十番教室

慶應中等部の解答…88
久留米附設中の解答…10,18
灘中の解答….15,3